「2024年問題」は運送業にとって本当に深刻な問題です。
定義でいえば「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制が適用されることで運送・物流業界に生じる諸問題」のことですね。
この問題に関してもっとも懸念されているのは次の3点についてでしょう。
１．運送・物流会社の売り上げ
２．ドライバーの収入減少
３．荷主様が支払う運賃の上昇
運送業者、従業員、荷主の方々含め、それぞれの立場で苦しい変化を伴うこととなります。
中でも運送業を営むものとしては、絶対にまずドライバーの収入減を防ぐ必要があると考えます。
ドライバーの待遇・地位が下がってしまえば、当然求人は減り、ドライバー不足となります。
そうすれば結果的に運送業の売り上げも下がり（そもそも仕事を受けられない）、荷主の方も依頼できなくなり、物流自体が回らなくなってしまいます。
当社は、設立当初から2024年問題に関して大変危惧しており、諸々の会議なども開いております。
また具体的な対策として、「働きやすい職場認証制度」資格取得、「ホワイト物流」の宣言等を早々に実施しております。
従業員の働きやすい環境を作ること、そうすれば結果的にサービスの品質向上につながり、物流サービスに付加価値が生まれます。
まだまだ2024年に向けて様々な対策・議論を重ねていくべきだと思いますが、当社としてはまず従業員の満足度を高め、品質の向上を目指していくことを基本方針に据えております。
また関係各社の皆様方のお知恵をお借りしながら、厳しい時代ではありますが、ともに精進していきたいと考えております。
